素晴らしい旅の途中
ついにこの日が来てしまった。
Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES 千秋楽。
Sexy Zoneが、4人で、走り抜けた。
松島担である私だけれど、最初ツアーのお知らせが来てから行かない選択肢はなかった。聡くんのことが大好きであると同時に聡くんのいるSexy Zoneが大好きで大切だから。
アルバムも一通り観て聴いて、どこか私の中で4人の声しか聞こえない、4人の姿しか映らないことにぎこちなさというか空虚さのような感覚も正直あって少しどきどきしながらツアーの始まりを待ちわびた。
そしてやってきたツアー初日。
会場には自分が思っていたより多くの松島担と思しきファンの方がいたことにまず驚いた。前日まで持っていくのを躊躇っていた5人のうちわも緑のペンライトも浮かなかったことが嬉しかったな。
ライブが始まり、目の前にはキラキラ輝くSexy Zoneがいた。でもスポットライトの先に聡くんの姿はなくて、「ああ、本当に4人でツアーやるんだな」ってそこでやっと痛感したというか。
ライブが進行して曲が披露されるたびに、どうしてもステージに聡くんの姿を探してしまう自分がいたけれど、
それと同時に純粋にライブを楽しむ気持ちも同じくらい大きかった。いつものかっこいい可愛いSexy Zoneも、メンバーそれぞれの新たな一面も見られて、盛りだくさんの内容でたくさん笑顔を与えてくれた。
ライブはとっても楽しかったけれど、というか楽しすぎた分、「松島担なのに、こんなに楽しくていいのかな」「寂しいと楽しいが共存するのはおかしいことなのかな」と今度は不安がもわもわ湧いてきて、ずっと複雑な気持ちだった。
でも
ツアーの挨拶で勝利くんが度々「みなさんが楽しいと思えるライブにしたい」と言ってくれたこと、そして横アリ最終日の「寂しいと思わなくなるのが寂しい」という風磨くんの言葉に、これでもかというくらい救われた。
「私ここにいていいんだ!」って、私含め多くのファンが感じていたであろう寂しい気持ちも楽しい気持ちも、Sexy Zoneは全部分かっていたし、受け止めてくれた。きっとメンバー本人も同じ気持ちだったのかもしれない。
それから「不完全と思いたくないけど、不完全と思わせたくない」と勝利くんがファンの前で口にしてくれたことにもとっても意味を感じた。勝利くんだけでなく4人全員とも葛藤していたと思うけれど、勝利くんがそれを隠さずに伝えてくれたのが本当に嬉しかった。
公演に入って、私も同じような気持ちを感じていて。きっとメンバーだけじゃなく、Sexy Zoneを想っている人みんなそうだったと思う。
私は、ライブはとっても楽しいし演出に物足りないと感じるところなんて全然なくて、メンバーの「みんながとにかく楽しんでもらえるようなライブにしたい」という想いが十二分に反映されていたと思うけど、
「ここに聡くんがいたらこんなことするんじゃないかな」「この曲聡くんはこんな風に踊るだろうな」とか無意識に考えていたし「今このステージに聡くんがいれば」と思ってしまう自分がいた。
でも、そう思うのは間違いじゃないとメンバーが教えてくれたからこそ最後は素直にライブを体感できたような気がした。
このライブに聡くんの面影がどこにもなかったかというとそうではなくて、
セクベアをかたどったペンライトとか、それで会場を照らした緑の光とか、聡くんのうちわとか、本編最後の映像に出てくる青年の姿とか
何よりこのライブツアー及びアルバム製作が11月中旬に始まったと風磨くんが発言してくれたように、聡くんもこのライブ作りには少なからず確実に参加していて
「僕がキミの想い連れてくから」と歌っていたように、ステージに聡くんの姿はなくてもSexy Zoneは聡くんの想いを決して置いてけぼりにしなかった。Sexy Zoneはこれまでも今もずっと5人で歩んでいるんだ、と。
気持ちを整理したくて文章にしてみたものの、書き進めれば書き進めるほどまとまらなくていかに色んな思いがあるのか実感する…
今回ステージに4人で立って完走したこのツアーは、
寂しいから、楽しかったし、
楽しいから、寂しかった。
というのが私として一番しっくりくる気持ちかもしれない。
ただ、こんな複雑な気持ちをも受け入れてくれて、ツアーをやろうとSexy Zoneが決断してくれたこと、たくさんの想いを込めて作られたPAGESツアーに入れたことは間違いなく幸せだった。
マリちゃんが毎回最後の挨拶で「幸せですか?」って問いかけてくれた時、自信を持ってしっかりと頷けたし、ファンの歓声を聞いて「僕も幸せです」って言ってくれたのもとってもほっとしたなあ。
健人くんが「たくさんいるアイドルの中からSexy Zoneを選んでくれてありがとう」と言ってくれたときの心からの笑顔を見た時は、私Sexy Zoneに出会えて、好きになれてよかった!と本気で思えた。
振り返ってみると、今回はマリちゃん、勝利くん、風磨くん、健人くん、4人の優しくて温かい、素敵な一面を色々な場面でたくさん感じられたし、ここが聡くんの帰る場所であることが嬉しいと心から思えたツアーだった。
身近にいた4人が、衝撃や悲しみ、寂しさはずっと大きいはずなのに、それでも、歩みを止めずツアー開催を決断してくれてありがとうと声を大にして言いたい。
この2ケ月のツアー期間、ずっと幸せだったし、ずっと笑顔でいられたよ。4人がたっくさん悩んで出したこの決断は絶対に間違ってなんかいなかったよ。
どんな気持ちも受け入れて、最後はいつも幸せにしてくれるSexy Zoneに出会えたことは私の人生においてかけがえのない、失いたくない1PAGEです。
Sexy Zoneが歩む素晴らしい旅の途中で刻まれるたくさんのPAGESに、これからも寄り添っていけますように!